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ブラックチョコレート
第4章 旅行に行こう



わたしが何度も達しているのを
星弥くんはわかっているはずなのに
キスをしたまま繋がっていると
頭がおかしくなりそうになる。


「ぁあ・・・せい、や、くんっ・・・」

「紅里の中、ずっとヒクヒク、しっぱなし・・・」

「だって・・・きもちぃっ、すっごいの」

「もうっ、俺もイキそうっ・・・」

「ぎゅって・・・してっ」


星弥くんはわたしを強く抱きしめると
深く、早く、ストロークを繰り返し

耳元で「紅里っ、好きだよっ・・・」と囁くと
何度か奥まで抽挿して果てた。


「はぁ・・・っ、はぁ・・・」

「星弥くん・・・大好き」


星弥くんはわたしの手を握ると
少しだけ笑って

「ホワイトデーは
 フォンダンショコラでも作ろうか?」

と、息を切らせながら言った。

「え、やだよっ」

さっき愛撫されながら言われたことを思い出して
ただのお菓子のことを言ってるだけなのに
恥ずかしくなってしまう。




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