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BLACK WOLF
第8章 醒めない悪夢




私とハルちゃんは仲のいい幼馴染み。

昔はハルちゃんより私の方が背が高くて、ハルちゃんはいつもそれを気にしていた。

チビハルちゃんなんてあだ名をつけてハルちゃんをからかってた。

けど、いつの間にかハルちゃんは私の身長をあっという間に追い越していた。

いつしか筋肉もついて、声変わりもして、お互い段々と大人になって行った。

それでも、私達の関係は変わらなかった。

ハルちゃんはいつも私を庇って優しくしてくれる。

舞は大事な幼馴染みだから、って。

私にとってもハルちゃんは特別な人だった。

他の男友達とは違って特別な、大切な私の幼馴染み。

だから、何があってもハルちゃんだけは守りたいって思ったんだ。

小さい頃に私を守ってくれたハルちゃんを守ろうって。

ハルちゃんだけは…

ハルちゃ━━━━━━━━━









「舞っ!」

ハッ!!








ハルちゃんの大きな声が聞こえ、ハッとするとそこは━━━━━







「ハ、ハルちゃん…?」

ハルちゃんが心配そうに私の顔を覗き込んでいた。

「よかった…。心臓が止まるかと思った…」

「ここ、どこ…?何でハルちゃんがここに…?」

「何でって、ここは俺んちだから。で、ここは俺のベッドの上」






ハルちゃんの部屋?

ハルちゃんのベッド?

どうして?

私、確か黒埼の家にいたはず…。

夢でも見てるのかな…?

でも頭がボーッとして体中が痛い。

痛みを感じると言うことは、これは現実…?

でも、何で…?

だって、ハルちゃんが黒埼の家にいるはずがない…。









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