この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
BLACK WOLF
第8章 醒めない悪夢

と、同時に私は狡い事を考えてる。
このまま、何も知らないハルちゃんのそばにいれば黒埼さんの事を忘れられるかも知れない、と。
黒埼さんにされたことも、黒埼さんに言われたことも、何もかも全部なかったことにしてやり直せるかも知れない。
ハルちゃんは何も知らないし何も聞いてこない。
ハルちゃんにだけは知られたくないもの。
借金のカタのことも、監禁されてたことも、ムリヤリ何もかも奪われたことも、全部なかったことに出来るかも知れない。
けど…、もしかしたら今頃、黒埼さんが私の事を探してるかも知れない。
安易に外出なんか出来ないし、見つかったらただじゃ済まない。
ハルちゃんの身が危ないかも知れない。
本来ならハルちゃんに全てを話してここを出て行くべき何だろうけど、黒埼さんの所へは帰りたくない。
私にはもう…本当に行くところがなくなってしまったのだ。
何も決めれず、何も思い浮かばない。
今はこーして何も知らないハルちゃんのそばで甘えてる。
自分の身勝手さが嫌になる。
ただ、ハルちゃんの腕の中が暖かすぎて、安らぎすぎて
ハルちゃんのあの笑顔を思い出しただけで
悪いとは思いつつ
あの体温を手放したくないって、思ってしまったから。
このまま、何も知らないハルちゃんのそばにいれば黒埼さんの事を忘れられるかも知れない、と。
黒埼さんにされたことも、黒埼さんに言われたことも、何もかも全部なかったことにしてやり直せるかも知れない。
ハルちゃんは何も知らないし何も聞いてこない。
ハルちゃんにだけは知られたくないもの。
借金のカタのことも、監禁されてたことも、ムリヤリ何もかも奪われたことも、全部なかったことに出来るかも知れない。
けど…、もしかしたら今頃、黒埼さんが私の事を探してるかも知れない。
安易に外出なんか出来ないし、見つかったらただじゃ済まない。
ハルちゃんの身が危ないかも知れない。
本来ならハルちゃんに全てを話してここを出て行くべき何だろうけど、黒埼さんの所へは帰りたくない。
私にはもう…本当に行くところがなくなってしまったのだ。
何も決めれず、何も思い浮かばない。
今はこーして何も知らないハルちゃんのそばで甘えてる。
自分の身勝手さが嫌になる。
ただ、ハルちゃんの腕の中が暖かすぎて、安らぎすぎて
ハルちゃんのあの笑顔を思い出しただけで
悪いとは思いつつ
あの体温を手放したくないって、思ってしまったから。

