この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
BLACK WOLF
第11章 満月の夜の狼
引っ掻き過ぎて頬が痛い。
ぐしゃぐしゃに洗ったせいか髪の毛もギシギシと軋んでる。
絶望を感じてる最中、先程の黒埼さんの台詞が脳裏を過った。
『美しい』
私の何が…?どこが…っ!?
こんな不様な体を晒して何が美しいというの?
「う、ひっ、うぇぇん…」
頬を伝うのはシャワーなのか、流れ落ちる汚れなのか、涙なのかさえもうわからない。
「ふぇ、ひっく、うぁぁ…」
その場に崩れ落ちながら泣いた。
今までの事を思い出し悔しくて、情けなくて。
汚された自分の体より
恥辱にまみれながら何度も感じ、絶頂に達し、あの男にすがりつくように鳴き声を上げる自分の体を呪いながら。
ぐしゃぐしゃに洗ったせいか髪の毛もギシギシと軋んでる。
絶望を感じてる最中、先程の黒埼さんの台詞が脳裏を過った。
『美しい』
私の何が…?どこが…っ!?
こんな不様な体を晒して何が美しいというの?
「う、ひっ、うぇぇん…」
頬を伝うのはシャワーなのか、流れ落ちる汚れなのか、涙なのかさえもうわからない。
「ふぇ、ひっく、うぁぁ…」
その場に崩れ落ちながら泣いた。
今までの事を思い出し悔しくて、情けなくて。
汚された自分の体より
恥辱にまみれながら何度も感じ、絶頂に達し、あの男にすがりつくように鳴き声を上げる自分の体を呪いながら。