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BLACK WOLF
第12章 その鋭い牙で仕留める如く
「カタ…、カタって何だよそれ…。だからってあんな男に…」

わかってる。

私だってわかってる。

顔も見たことのない父親の借金のせいであんな男に好き勝手されてるなんて…。

でも、本当はカタなんかじゃない。

ハルちゃんを…、今目の前で項垂れてるハルちゃんを守りたかっただけなのに。



「ハルちゃん…ごめんね…」

「謝んなよ…、舞が悪いんじゃねぇだろ…」

「ごめ…ごめんね…」














ハルちゃんを守りたかった。

いつでも私を守ってくれたハルちゃんを傷つけたくなくて、私なりに必死に我慢してたのに

結局守れなかった。

ハルちゃんの心を粉々に砕いてしまう結果になった。









天井を見上げるように寝転びながらハルちゃんの弱々しい声を聞いていた。

ハルちゃんの顔がマトモに見れない。

涙すら流れない私の感情は、今どこにあるのか…。









何もかもを無くしたように思えたその時、私の未来すら消えてしまったかのように思えた。

ハルちゃんとはもう、2度と戻れないんだと思った。



























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