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第5章 雑記　恋がつくるモノ

　　　
当然、色事も同じようになります。
まだ四十半ばですから体力的な衰えはさほど感じませんし、性欲や感情面でのスケベ心はそれなりにあるのですが、夜のランデブーのあとにシャワーを浴びるとか身体を拭くとか、後の煩わしさを考えると¨今日じゃなくていいか¨と睡魔に身を預けるようになるのです。

これは面倒というよりも価値観の変化といいいますか、若い頃と違って性交渉が心血を注ぐ対象でなくなるんです。

隣で寝てくれていることに安心できて、妻の寝息を聞いてるだけで満足できるようになります。