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煮詰めたシチュー
第7章 パソコン画面に描かれたシュールレアリスム
スクロールすると、その下に私の名と作品名がありました。
あれ?っと思いながらとっさに画面から目を離しました。
¨大がかりなドッキリを仕掛けられている¨と自分をからかう何らかの存在を周囲に捜しました。
つかみ損ねの多い人生で、特に突然の吉事好事はほとんどがぬか喜びです。
何事も疑ってかかるクセがついていて、瞬間、自動的に負の心理状態ができあがりました。
テーブル越しの妻を見ました。
枝豆に塩をふっています。怪しいところはありません。
どうみてもこの人は無関係そうです。