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煮詰めたシチュー
第9章 雑記 アルマゲドンと鬼ごっこ
春先のケータイショップはお客さんでごったがえしていて、結構な時間を待たされて買い替えの手続きを終えました。
ショップを出ると、既にあたりは暮れなずんでいます。
食って帰るか、ということになりました。
『魚がイイ』と言うので、真新しいスマホを持って馴染みの居酒屋の暖簾をくぐりました。
そこは隣の鮮魚店の息子がやっている店で、このあたりではどこよりも安くて旨い魚が食えます。
料理が出てくるまでちょっとスマホ触らせてもらうと、新型はさらに改良されていて、前よりも薄くて画面も大きくなっています。
それでもやはり電池フタがありません。
また二年後に買い換えることになりそうです。