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煮詰めたシチュー
第9章 雑記 アルマゲドンと鬼ごっこ
指先が画面に触れるその裏側で、気が遠のくような複雑な計算を瞬時にこなし、物理的な距離を飛び越えて物事を処理してくれる。
でもそんなこむずかしい仕組みを妻や私が理解する必要はありませんし、理解しようとしたところで¨専門知識¨の高い壁の前に、指を折って数をかぞえる私のような人間は拒絶反応を起こして知恵熱を出すのが関の山です。
¨なんだかよく解らんのだけど、ここをクリックするとそれでいいらしい¨
先端技術は一般の理解を置き去りに日々進歩していきます。
¨よくわからない¨先端技術が日常生活を成立させていることに、時々不安を感じるようになりました。