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煮詰めたシチュー
第9章 雑記 アルマゲドンと鬼ごっこ
ここからは現実の話です。
アメリカにМ社という巨大企業があります。
実はこの会社、農業マフィアなんて陰口を言われる会社で、欧米での企業イメージはよくありません。
何をしてる会社なのかというと、最先端のバイオテクノロジー技術で除草剤、殺虫剤、遺伝子組み換え作物の種子、を開発しています。
M社の除草剤は非常に強力で定評があります。ベトナム戦争でジャングルを枯らした実績があります。
その強力な除草剤に対して、M社の遺伝子組み換え種子は耐性をもっています。
この種子と除草剤を同じ農場で使えば、除草剤は周囲の雑草だけを枯らし、M社の種子に一切影響を与えません。
つまり畑の中でM社の作物だけが生き残るという仕組みです。