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煮詰めたシチュー
第9章 雑記 アルマゲドンと鬼ごっこ
技術者不足の問題もあります。
白川郷の合掌造りなどにみられる¨かやぶき屋根¨を葺(ふ)ける職人さんが少なくなって、材料のススキもススキ草原の減少でなかなか手に入らないんです。
このまま知識や技術や資材が途絶えてしまえば、田舎のかやぶき屋根のお家は屋根の葺き替えができなくなって、建てかえるか何か違うもので屋根を葺きかえるしかありません。
つまり専門家がいなくなると、本来の形を維持できなくなる。
その筋の専門家が何らかの事故でいなくなったとしたら、いったい誰がその問題に対処できるのか、もしかすると再生不可能になるんじゃないか・・・。