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煮詰めたシチュー
第9章 雑記 アルマゲドンと鬼ごっこ
   
天災があれば『神様が怒ってる』という人が私の周りにもいますが、人知の及ばない、予測のつかないことの解決を放棄しているように感じるので、そういう神仏が下す懲罰という考え方は私にはできません。
最近の異常気象は、神の怒りというより大自然の悲鳴のように感じます。

風邪のひき始めは元気でも、体内で菌が増殖するにしたがって人は発熱して菌を退治しようとします。
それとおなじで、大自然にとって300年前の人類はまだ無視できる菌だった。
けれども、急激に増殖した人類によって痛めつけられた大自然が、病に伏して高熱を出し、人間をやっつけようとしているんじゃないか、という気がします。

それをどうにか人の先端技術で誤魔化しながら、だましだまし地球に住まわせてもらっている中で、発熱した大自然が¨文明の崩壊¨というアスピリンを人類に要求しているのかもしれない、という考え方のほうが私にはしっくりきます。



   
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