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煮詰めたシチュー
第1章 雑記 恋とゆで卵
チアキは唇についた泡を舐めたあと、彼氏の浮気のいきさつを話してくれました。
同窓会で再会した昔馴染みが浮気相手のようで、挙動のおかしい彼氏の携帯電話を盗み見たところから浮気が発覚したらしい。よくある話です。
こまごまと話してくれましたが、私は聞いた尻から忘れていきました。
心配なのはチアキの精神状態で、浮気の詳細はどうでもいい。
早々にジョッキを空けたチアキは、たこわさとビールを頼みました。
いつもよりピッチが速いように思いました。