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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第6章 傘ふたつ
「あんた、この前、柊と一緒にいたヤツだよね?」
混乱している俺に、その子は話しかけてくる。
すごく可愛い子だった。
ミルクティー色の髪をゆるく巻いて、ぷるぷるの唇はイチゴゼリーみたいだ。
見覚えがある。
しゅーちゃんの元セフレで、マンションの前で待ち伏せしてた子だ。
急に複雑な感情が広がった。
だってこの子、しゅーちゃんと、一度でも、そういうことしたんだよね?
「あたし、マイカ。苺の香りって書いてマイカね。あんた、ワカバってヤツ知らない?」
初対面の俺にぐいぐい話しかけてくる。
あまり人見知りするタイプではないらしい。
混乱している俺に、その子は話しかけてくる。
すごく可愛い子だった。
ミルクティー色の髪をゆるく巻いて、ぷるぷるの唇はイチゴゼリーみたいだ。
見覚えがある。
しゅーちゃんの元セフレで、マンションの前で待ち伏せしてた子だ。
急に複雑な感情が広がった。
だってこの子、しゅーちゃんと、一度でも、そういうことしたんだよね?
「あたし、マイカ。苺の香りって書いてマイカね。あんた、ワカバってヤツ知らない?」
初対面の俺にぐいぐい話しかけてくる。
あまり人見知りするタイプではないらしい。