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第2章 灰色の雨が降る日、俺たちの関係はねじれた

「盗み聞きしてごめん。だ、だけど、しゅーちゃんは俺の大事な友達だから、気になるっていうか。今まで恋愛系の話とか、されたことないし。そーゆーの、あるなら話して欲しいし……」

俺の嘘つき。
こういう都合のいいときだけ友達ぶって。

本当は友達だなんて思ってないくせに。
それ以上の相手になりたいって、こっそり思ってるくせに。

しゅーちゃんの顔が歪んだ。

あ、怒ってる、かな。

しゅーちゃんは今まで好きな子の話なんて一度もしたことがない。
俺、一番仲の良い幼馴染みだと思っていたけど、そこらへんは信用されていないのかもしれない。

もし、しゅーちゃんに好きな人がいるって聞かされたら……ショックだ。