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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第6章 傘ふたつ
俺は諦めて俯いた。
首筋から耳までが、カァッと熱くなるのを感じる。
同時に、胸にひんやりとした重たいものが広がった。
俺は恐る恐る彼女の顔色を伺う。
「気持ち悪くない……? 俺のこと……」
「なんで?」
「だって、男同士とか……」
「はぁ? イマドキそんなの気にする方がおかしいっしょ?」
苺香は心底不思議そうにこっちを見つめてくる。
その反応に俺は救われた。
否定されない?
本当に?
もしかして、この子相手には、隠さなくても大丈夫なのだろうか?
首筋から耳までが、カァッと熱くなるのを感じる。
同時に、胸にひんやりとした重たいものが広がった。
俺は恐る恐る彼女の顔色を伺う。
「気持ち悪くない……? 俺のこと……」
「なんで?」
「だって、男同士とか……」
「はぁ? イマドキそんなの気にする方がおかしいっしょ?」
苺香は心底不思議そうにこっちを見つめてくる。
その反応に俺は救われた。
否定されない?
本当に?
もしかして、この子相手には、隠さなくても大丈夫なのだろうか?