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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第6章 傘ふたつ
「お、俺、ずっとしゅーちゃんのことが好きで……」
ぽろり、と本音が零れ落ちた。
言ってしまった。
そう思った時にはもう遅かった。
一度開いた口は、俺の意思に反して次々と言葉を落としていく。
「ずっと、ずっと、好きで……、でも男同士だから、我慢しなきゃって……辛くて……」
自分の気持ちを誰かに打ち明けたのは初めてだった。
それだけで泣きそうになった。
おかしいな、俺。
こんなに泣き虫じゃなかったはずなのに。
しゅーちゃんの元セフレに何言ってるんだろう。
ぽろり、と本音が零れ落ちた。
言ってしまった。
そう思った時にはもう遅かった。
一度開いた口は、俺の意思に反して次々と言葉を落としていく。
「ずっと、ずっと、好きで……、でも男同士だから、我慢しなきゃって……辛くて……」
自分の気持ちを誰かに打ち明けたのは初めてだった。
それだけで泣きそうになった。
おかしいな、俺。
こんなに泣き虫じゃなかったはずなのに。
しゅーちゃんの元セフレに何言ってるんだろう。