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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第6章 傘ふたつ
「それに、若葉が思ってたより可愛いから」

苺香はピンク色の唇でにっこりと笑った。

可愛いと言われて喜ぶ男がいるだろうか。
けれどその笑顔につられるように俺はケータイを取り出した。

アドレス帳に登録された苺香の名前を見て、胸が温かくなる。

店を出て駅へと向かう時、いつもと違う感覚に気づいた。

しゅーちゃんとは相合い傘だったけど、今日はそうじゃない。
苺香のビビットピンクの傘と、俺の地味な紺の傘がふたつ、並んで歩いている。

俺、しゅーちゃん以外に、こうやって並んで歩ける友達が出来たんだな。
少しの寂しさと同時に、ムズ痒いような照れ臭さを感じる。
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