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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第3章 妄想が現実を塗り潰していくまで
安っぽいホテルのベッドの上で、安っぽい交尾を続ける男女。

片方は俺。
もう片方はちょっとだけ若葉に似た女。

女の体は見た目以上に柔らかい。
肌はなめらかで良い匂いがするし、中は温かく俺を受け止め、たくさんのヒダで包み込んでくれる。

もしこれが若葉だったら、最高なのに。

そう思いながら腰を振る俺は最低だ。

男が好きってわけでもない。
女相手にも普通に勃つもんは勃つ。

それなのになんで、よりにもよって若葉なんだろう。

女の白い体に、若葉の細い体が重なる。
もしあいつを組み敷いたら、どんな反応をするだろう。
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