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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第2章 灰色の雨が降る日、俺たちの関係はねじれた
しゅーちゃんはいつも俺を子供扱いする。
こうやってじゃれあうのも普段通りだ。

何度か押し問答した後、結局傘は俺の方に傾いたままになる。

予定調和の行動が終わると、お互いに口をつぐんだ。
もともとしゅーちゃんは無口だし、俺もしゅーちゃんの沈黙は居心地がよくて好きだ。

雨の音が二人を傘の中に閉じ込める。
雨粒は柔らかく、キラキラ輝いているように見える。

ああ、好きだ。
好きだよ、しゅーちゃん。

微かに触れ合う肩と肘がくすぐったい。

雨は楽しい。
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