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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第2章 灰色の雨が降る日、俺たちの関係はねじれた
マンションにたどり着くと、エントランスに女の子が立っていた。
違う高校の制服だ。
「柊」
その子はしゅーちゃんに気づくと、親しげに話しかけてきた。
ミルクティー色の髪を緩く巻いて、唇はイチゴゼリーみたいにプルプル。
顔はちっちゃくて足が長い。
学校鞄にはピンクのぬいぐるみキーホルダーと、大きなハートのチャームがついている。
可愛い。
こんな子が転校生ですって入って来たら、クラスがざわめくレベルかも。
同時に胸がズキンとする。
しゅーちゃん、この子、誰……?
違う高校の制服だ。
「柊」
その子はしゅーちゃんに気づくと、親しげに話しかけてきた。
ミルクティー色の髪を緩く巻いて、唇はイチゴゼリーみたいにプルプル。
顔はちっちゃくて足が長い。
学校鞄にはピンクのぬいぐるみキーホルダーと、大きなハートのチャームがついている。
可愛い。
こんな子が転校生ですって入って来たら、クラスがざわめくレベルかも。
同時に胸がズキンとする。
しゅーちゃん、この子、誰……?