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可愛いヒモ~番外編
第5章 風邪っぴきにはご用心!

 唇を離す。わずかな隙間から、ゆーりは喘ぐように息をつぐ。赤い顔がさらに俺の欲情を煽ってく。
 再び塞いで、ゆーりの両乳首をくりくりと指で転がした。

「ふ、ふぅ……ん、んーっ」

 ゆーりはびくびくと体を震わせていた。乳首は尖って、硬くなってる。
 俺はひときわ強く乳首をつねった。痛いくらいに。
 ちょっとした意地悪のつもりだったのに、その瞬間、ゆーりが大きく体を痙攣させた。

「ん、んん、んーっ!」

 びっくりして唇を離す。
 ゆーりは荒い呼吸を繰り返しながら、ぐったりともたれかかってきた。
 もしかして?

「……イッたの?」

 途端に、耳たぶまで真っ赤になる。

「乳首つねられてイッちゃったんだ。痛かったでしょ? どんだけマゾなの?」
「い、イッてない……っ」

 慌てて顔をあげ、否定する。まだ息は整いきれないまま。様子を見ればわかるってば。なのに必死にしらを切るのが面白くて、さらに意地悪したくなる。
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