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可愛いヒモ~番外編
第5章 風邪っぴきにはご用心!

ゆーりの中から、まだ指は抜かなかった。きゅうきゅうと締め付けてくる感触を味わいたかったのもある。
「い……じわる……っ」
反抗的なゆーりの物言いに、さらに意地悪したい衝動にかられる。ゆーりの中に埋めた指を、少しだけ動かしてみた。
「あ、だめぇ……っ」
ゆーりは悲鳴をあげる。
「もうや、ほんとに無理……っ」
「なんで? まだ一回しかイッてないでしょ?」
ゆーりは一瞬だけ固まって、やがてぶんぶんと首を振った。
「んー? あれ、イッたの? いつ?」
本当は胸を触った時ってわかってるけど、あえて聞く。ゆーりに自分で言わせたい。
ゆーりは再び、激しく首を振った。答えたくないという意味だろうか。
……もちろんそんなだんまり許さないけど。

