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藤の舞
第9章 獲物
だから恋人を奪われたように思うし、染まり切ってしまう前に救いたいと思うのだ。


その反面、仕事や諸々のストレスを吐き出せずにいる黒いボクが、先生に代わって彼女を犯す。

そして、欲を吐き出すと、反省するのだ。

彼女は毎日新しい体位を覚えていく。

でも、こんなに時間を掛けるのは珍しい。やはり彼女がウブだからか?

間に合うかもしれない。
早く会いたい。


会員それぞれの魂胆はともかく、サイトは凄くヒートアップしていた。

皆が公開を心待ちにしていた。

だが、先生からの返信はない。そもそもどうすると公開に参加できるのかわからなかった。


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新しい獲物をなつかせ始めて2週間が経った。

色んな体位で味わってきた。甘い言葉もかけた。
獲物は、ホルモン治療という名目だけじゃなく、僕を欲しがり、それに愛という名前や形を付けたがった。


そろそろ本格的な躾を開始してよいだろう。
サイトも公開を待ち望む声で盛り上がる。

まだ早い。

こんなに公開参加の申し込みが入るのも始めてだった。

獲物がくる。公開参加者リストの整理をやめて準備した。

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