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藤の舞
第5章 治療3・消毒
「では患部に薬を塗っていきます。」

また、目隠しカーテンから見えるように手袋をはめ直す。

この手袋は、どこぞのコンドームさながら、超極薄の0.02ミリでほぼ素手と同じ触感が得られるものだ。

抗生剤の入ったジェルを手に取り塗っていく。外側から塗り込みながらマッサージする。
塗り漏れがないようにたっぷりと丹念に…

っう…ンぁ…

明らかに性的刺激と受け止める体に追い討ちを掛ける。

「どうかしましたか?痛みやかゆみがありますか?」


「い、いえ、大丈夫です。」

モニターには真っ赤な顔で恥じらう獲物が映っていた。

「敏感な部分ですからね。声が出てしまっても気にしないでくださいね。」

獲物は益々赤くなる。
治療に反応しているのだと僕が気付いているということが余計に恥ずかしいのだろう。

いよいよ花弁に差し掛かる。両手で薬を揉み混む。ジェルの滑りで花弁はグニュグニュと形を変えた。

そこは別の生き物のように反応し、ピクリ…ピクリと愛撫に返事する。

ンぁ…っふ…

堪えきれず洩れる声が艶を帯びていく。上にある突起はかなり腫れていた。

襞の内外を擽りながら揉めば、脚はぷるぷると震えて喜んでいた。
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