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藤の舞
第17章 童歌
会合の場所に向かう。
妻には接待ゴルフと言った手前、朝早くに家を出て、かなりの時間潰しをした。

会合の場所も不思議だったが、すべては彼女と俺の為…

奴隷を持つ男だから、色々変わっているのだろう。
逆に指定された場所が場所だけに、
危険はなさそうだと安心した。

時間ぴったりに到着し、メモの指示にしたがって、俺はドアを開けた。


「失礼しま…」

すぐに部屋を見渡そうとしたが、衝立で仕切られていた。
迷路のようになった衝立を進んでいく。

あふ〜ん…

「ほら、次、ラスト始めるぞ」

「では…」

♪♪"ずい…ずい…ずっころ橋"

"胡麻…味噌…ずい"

っはぁああ〜



"会合"に参加…

女の喘ぎ声と複数の男たちの歌声が聞こえた。

サディストな男たちが女を弄ぶ会合?…
それに交ざれということか?

気乗りしない部分と、どんな"遊び"をしているのかという好奇心が闘い、
ゆっくりと歩を進めた。


♪♪"茶壺に追われて、とっぴんしゃん…
抜けた〜ら、どんどこしょ"

ん…あん、あん〜

「さぁ、皆さん、輪をしっかり持って引っ張ってくださいよ。」

♪♪"俵の鼠が、米食ってチュウ"

あん…
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