この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
藤の舞
第17章 童歌
ふぅ…ため息しか出ず、気分は重かった。
妻のことを考えたくもなかった。
そして、会合で妻と遭遇する前の予定通り、
会合が終了したことを彼女にメールした。
本当は、泊まり込みのゴルフということになっていたが、
彼女に会って話すとして、ただ泊まりは出来ないことだけメールした。
妻を責めるつもりは全くなかった。
自分も同じようなことをしているのだから…
そしてきっと、妻も俺もその関係はやめられないだろう。
あとは、夫婦という形に留まるかどうか…
そこは話し合うしかないだろう。
彼女から俺を心配するメールが入り、
俺の"状態の確認"が必要だと、
俺より早くいつもの場所に到着できるという返信だった。
俺の沈んだ気分が彼女と会えるというだけで、晴れてくる。
そういえば、自宅の隣駅ということにも、嫌な予感がしてたんだっけ…
自嘲しながら、家とは反対方向への電車に乗った。
妻のことを考えたくもなかった。
そして、会合で妻と遭遇する前の予定通り、
会合が終了したことを彼女にメールした。
本当は、泊まり込みのゴルフということになっていたが、
彼女に会って話すとして、ただ泊まりは出来ないことだけメールした。
妻を責めるつもりは全くなかった。
自分も同じようなことをしているのだから…
そしてきっと、妻も俺もその関係はやめられないだろう。
あとは、夫婦という形に留まるかどうか…
そこは話し合うしかないだろう。
彼女から俺を心配するメールが入り、
俺の"状態の確認"が必要だと、
俺より早くいつもの場所に到着できるという返信だった。
俺の沈んだ気分が彼女と会えるというだけで、晴れてくる。
そういえば、自宅の隣駅ということにも、嫌な予感がしてたんだっけ…
自嘲しながら、家とは反対方向への電車に乗った。