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藤の舞
第7章 治療5・塗薬治療その2
『着替えたら、後面談をします。』

カーテンにピンでメモを留め、自分も身支度をして問診ブースで待つ。


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先生がイクと言った時、
何も考えず『来て』と言ってしまった。
まさか、中に出されるとは思っていなかった。
でも、奥イキを体感した最奥は、放たれた精を受け止めて喜んだ。

あ…

『注がれた』と言われて、自分が犯した過ちを認識する。


私は不貞を犯した。

快感と罪悪感に苛まれ私は意識を失い逃避した。



薄寒さを感じて目覚める。椅子は元通りになっていたし、バスタオルも綺麗に脚に掛けられていた。


夢?そんなことはない…私の体は、はっきりと快感と先生の感触を覚えていた。

カーテンのメモを見て身支度を済ませ、問診ブースに入る。

先生は診療前と変わらず爽やかな笑顔だ。

狐につままれたようだった。


「次回の予約はどうされますか。

最低でも1日置きに来ていただかないと、通院治療の意味がありません。
明後日の10時の枠が空いてますが、お取りしていいですか?」


圧しきられた感はあるものの、私はそれで予約した。

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