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英里を調教 <大学生編>
第3章 サークル歓迎会 可愛いあの子は子犬の声
 入学式から一週間。
 『料理研究会』にも、たくさんの新入生が入ってくれた。

 今日は歓迎会。張り切っちゃうよ。

 場所は女子寮の食堂。
 そこに合計三十一人の女の子。新入生を加えた『料理研究会』の全員集合。

 新入生の中には英里ちゃんもいるし、他にも可愛い子がいっぱい。
 
 年上順に四年生から自己紹介。
 新入生の番になって、まずは英里ちゃん。
 みんな「知ってるよ~」とか「よろしくね~」とか、歓迎の言葉を投げかける。
 続いて、何人かの子が自己紹介。

 うんうん、みんないい子そうだ。
 真紀もたくさんの新入生を迎えて嬉しそう。
 
 最後に自己紹介したのは、友恵ちゃんという子。
 背が小さくて、目が大きくてパッチリしてる。ディズニー映画に出てくるリスみたい。
 可愛いけど、声が小さいし、目を不安そうに泳がせている。

 どうやら緊張しちゃってるみたい。
 
 新入生の中では、英里ちゃんとこの子が飛びぬけて可愛かった。


 歓迎会は、私達のおもてなし料理がたくさん。
 『料理研究会』は、専門的に何かを作ったりはしないけど、その分何でも作る。
 要は自分達が食べてみたくなったものを作ってみてるのよね。

 新入生は先輩達と、料理の話とか、学校の話とか、もちろん恋愛話とかもあって、すっかり打ち解けてくれたみたい。
 新入生が料理を褒めてくれて、真紀がみんなも作れるようになるよ、って楽しそうに答えてる。
 真紀は面倒見がいいから、きっとみんなすぐ懐いちゃうんだろうな。

 英里ちゃんも先輩達に囲まれて楽しそう。
 何人も顔見知りがいるし、気楽に楽しめてるみたい。

 他の新入生も楽しそうにしてくれてる。
 未成年も多いから、今日はお酒は出してないけど、みんな盛り上がって…

 と思ったら友恵ちゃん。

 あら、一人ぼっちかしら?

 人見知りしちゃうのかな。なかなか話の輪に入れないみたい。
 目ざとく見つけた真紀が、横に座ってあげて、何か声をかけた。
 友恵ちゃんは、遠慮がちにちょっとしゃべって、すすめられるままに少し料理を食べて、真紀の質問に答えてまたちょっとしゃべる。
 
 まあ、真紀に任せておけば大丈夫かな。

 
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