この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢見る君に囁きを・・・
第4章 Valentine当日!
この日まで、俺は、かなり悩んでた。
それでも、なんとかやれたのは、芙佳からのメールか。勉強の合間合間に届く何気ないメールが、俺の宝物。
でも、それも、消さなきゃ行けないのかな?
芙佳の家の前に立って、チャイムを押そうか迷ってた。
ガチャッ…
「何してるの?」
「えっ?あっ、ああ。なんで、わかった?」
「カメラ!」
「そうだった。ついてるの忘れてた。」
「コーヒーでいい?」
「うん。」
「部屋で話そう。」
「うん…」
芙佳がコーヒーを持って、部屋に行く。
「あっ、写真。」
壁には、俺との写真が貼られてる。
「俺の部屋と同じ。」
「そうなの?へぇ。」
「あっ、これ。まだ、あったの?」
壁に貼られた1枚の似顔絵。
俺が、芙佳を描いたのだ。小学生の頃に。
「懐かしいな…」
「座る?」
俺は、芙佳の隣に座った。
「あっ、ちょっと待ってて。」
ガチャッ…
部屋を足早に出ていったと思ったら、直ぐに戻ってきた。
「これ、バレンタインの。えっと、ん~。義理じゃないから!絶対!」
「開けていいの?」
「うん。」
俺は、包みを開けて、中を見た。
「これは?」
「チョコレートブラウニー。」
「手紙も?」
「う、うん。」
手紙には、
=ずっとずっと大好きです。=
って、書かれてあった。
「芙佳。俺、お前に言おう言おうって思っても、恐くて言えなかった。俺、お前が好きだ。例え、お前が他の奴が好きでも。」
「えっ?他?」
「あぁ。」
「いないよ?」
「えっ?だって、毎年、義理って言ってたじゃん!」
「だって、それまでは、パパに渡してたから。言い方、違うの?」
「…。違うよ。好きな人には、本命なの。わかった?」
「うん。でも、りっくん、他に好きな人いるっぽいし。」
「芙佳以外に?いねぇよ。最近、お前が妙に可愛くなったから、どうしていいか、わかんなくてさ。」
「ん?」
「えっ?」
「全てが、誤解だったの?」
「みたいだな。」
「じゃ、キスじゃ、赤ちゃん出来ない?」
「…えっ?出来ないけど?なんで?」
「出来るかと、思ったから。だから、なんか、恐くなって…。葵ちゃんが、淕の方が知ってるって。」
それでも、なんとかやれたのは、芙佳からのメールか。勉強の合間合間に届く何気ないメールが、俺の宝物。
でも、それも、消さなきゃ行けないのかな?
芙佳の家の前に立って、チャイムを押そうか迷ってた。
ガチャッ…
「何してるの?」
「えっ?あっ、ああ。なんで、わかった?」
「カメラ!」
「そうだった。ついてるの忘れてた。」
「コーヒーでいい?」
「うん。」
「部屋で話そう。」
「うん…」
芙佳がコーヒーを持って、部屋に行く。
「あっ、写真。」
壁には、俺との写真が貼られてる。
「俺の部屋と同じ。」
「そうなの?へぇ。」
「あっ、これ。まだ、あったの?」
壁に貼られた1枚の似顔絵。
俺が、芙佳を描いたのだ。小学生の頃に。
「懐かしいな…」
「座る?」
俺は、芙佳の隣に座った。
「あっ、ちょっと待ってて。」
ガチャッ…
部屋を足早に出ていったと思ったら、直ぐに戻ってきた。
「これ、バレンタインの。えっと、ん~。義理じゃないから!絶対!」
「開けていいの?」
「うん。」
俺は、包みを開けて、中を見た。
「これは?」
「チョコレートブラウニー。」
「手紙も?」
「う、うん。」
手紙には、
=ずっとずっと大好きです。=
って、書かれてあった。
「芙佳。俺、お前に言おう言おうって思っても、恐くて言えなかった。俺、お前が好きだ。例え、お前が他の奴が好きでも。」
「えっ?他?」
「あぁ。」
「いないよ?」
「えっ?だって、毎年、義理って言ってたじゃん!」
「だって、それまでは、パパに渡してたから。言い方、違うの?」
「…。違うよ。好きな人には、本命なの。わかった?」
「うん。でも、りっくん、他に好きな人いるっぽいし。」
「芙佳以外に?いねぇよ。最近、お前が妙に可愛くなったから、どうしていいか、わかんなくてさ。」
「ん?」
「えっ?」
「全てが、誤解だったの?」
「みたいだな。」
「じゃ、キスじゃ、赤ちゃん出来ない?」
「…えっ?出来ないけど?なんで?」
「出来るかと、思ったから。だから、なんか、恐くなって…。葵ちゃんが、淕の方が知ってるって。」