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変態王子の献身
第9章 自白
会議が終わるとすぐに、フレッドは自分の直属の兵と打ち合わせをした。元は優秀なスパイであった3人は、すでに凡そのめぼしをつけているという。

アレックス殺害の犯人がいるならばそれはリッツシュタイン内の武器商人か、錬金術師のギルドか、両替商のギルドかである。それは誰しも想像が着くことではあるが、3日という時間でそれらの全てを調査させるには3人のスパイでは足りない。なんとかそれまでに情報をつかまなくてはならない。時間が足りない。

リッツシュタインは、錬金術師によって成り立つ技術の国であった。リッツシュタインにおける錬金術師とは、武器防具の質の向上から食料品の生産高を上げる植物への品種改良を含む、生活を豊かにする技術全てを研究開発対象とする集団である。リッツシュタインはこの技術開発と、優秀な錬金術師養成のために国の資産の多くを注ぎ込んでいる。最近開発された農作業の自動化に使うための機械の燃料として、ツォーハイムから算出される褐曜石を錬金術師達は渇望していた。だから、フレッドには錬金術師のギルドが怪しく思われた。

フレッドは3人を待たせてすぐにリーナの元へ向かった。彼女から情報を聞き出すだめだ。彼の性癖からして、彼女から無理に情報を聞き出すというシチュエーションはなんとも甘いものであった。

三人で晩餐をした夜にクリスに使わせた鞭を持ち、フレッドは地下牢の階段を足早に下りた。看守で近衛兵のオイゲンに事の次第を伝えると、彼は地下牢の外へ出て行った。

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