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第2章 ２度目の再会

ガチャッ…

俺は、リビングの戸を開けて、中に入った。

「ただいま。」
「あっ、お帰り～。」
「父さんは？」
「出掛けてる。」
「ねぇ。あのレジデンス神明って、誰か入るの？この間、お掃除の人が、いたからさ。」
「ええ、そうよ。確か、森田さんって言ったかしらね？」
「若い？」
「ええ、確か、24歳って、書類に書いてあったけど。」
「24？！あれで？」
「優樹、知ってるの？」
「…。さっき、迷子になってたから、連れてってやった。」
「迷子？この辺、複雑だからねぇ。」
「夜に挨拶しに来るってよ。」
「どんな感じの子？」
「あっ、千鶴いたの？」
「お兄ちゃん、酷い～。」
「お前みたいに、背が小さい。可愛さは、同じかな？」
「お兄ちゃんが、モテる理由、わかる気がする。」
「へっ？俺、モテてねぇよ？さて、早めに課題終わらすか。」

俺は、リビングを出て、部屋に入った。窓を開けると…目の前に、レジデンス神明が見える。

「２階の角部屋。201号室。あれで、24？マジ、見えねぇ。俺と同じかと思ったし。可愛い奴。」

俺は、なんとな～く、嬉しさが出て、課題を進めていった。