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オナニー中毒者
第6章 夕暮れの道
遠くなっていく彼の後ろ姿とは裏腹に

触れられていた腕が熱くなっていく

「木塚…」

夕暮れに染まる道路は昨日までとは明らかに違うように見えた


「姉ちゃん、邪魔。」

突然声をかけられビクッと身体がはねるが

それが聞き慣れた人物の声だとわかるとそっと胸をなでおろした
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