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第7章 熱中症

バタンと扉をしめる

「おかえりー我が妹よー！」


かけだして出迎えにきてくれた兄はおたまを片手にピンクのフリルがついたエプロンをきていた

見慣れたいつもの光景

ハイハイただいま

と素っ気なく答える

いい匂いがする…

「今日はシチューです！シチューです！」

二回も言わんでもわかるわと頭をはたくと兄ちゃんはシュンとした様子で台所に戻っていった

食卓につくとすでに弟は食べ始めていてもう少しで食べ終わりそうだった

兄が注いでくれたシチューを口に運ぶといつもの日常に戻ってきた、

そんな気がした