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傍にいてもいいの?
第11章 傍にいてもいいの?

「笹倉くん、この書類なんだけど........」


「はい、いただきます!」


「先輩、〇〇さんから2番に電話です」


「ありがとう。........お待たせいたしました、笹倉です」


季節は冬。年末前の大イベントのせいか街中がキラキラ飾られています。
それとは関係ないはずだけど、今日の仕事も相変わらず忙しいです。


先月まで別の意味で忙しかったけれど、その件は今はすっかり落ち着いています。


「....はい、ありがとうございます。失礼します」


受話器を置いてふと見上げれば、あたしの大好きな佑典さんの姿が見える。
あ、課長....また佑典さんに睨まれてるし。


いつもとかわりない日常。
これが、とても安心。




―――――――――――――――
―――――――



あの日。
ホテルに軟禁されていたあたしは佑典さんに助け出されて一日ぶりに佑典さんのマンションに帰宅。


すぐさまベッドに連れていかれて、服を脱がされ、全身にキスをしながらあたしの身体を観察する佑典さん。
恥ずかしくて身を捩り、隠そうとするものなら組み敷かれて両手を掴まれたら、息も出来ない食べられちゃうキスをされた。


どうやら、あたしの身体に何かされていないかの確認だったみたい。
何もないと分かった途端、佑典さんの愛情をこれでもかとぶつけられました。


『はぁん......ンッ.....』


『ひとみ........気持ちいい?』


柔らかくほぐされてから繋がった場所は、あたしの温もりで濡れた佑典さんが出入りする度に厭らしい音が響く。
奥まで届くようにと持ち上げられた腰は、激しくぶつかり出すと乾いた音まで奏で出す。


『ンッ、ンッ、ンッ....』


『ひとみ......クッ....』



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