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傍にいてもいいの?
第2章 気づかれる........
「横田課長、頼んでいたものは?」
「はい、もう少しお時間頂きたく........」
「........。では、新藤」
「はい。こちらになります。確認をお願いします」
「児玉、悪いがこれ....」
「はい。打ち合わせ通りでよかったですね?」
部長はドアから自分の席までの距離を歩きながら皆に指示してる。
その颯爽と歩く姿でさえ、女子社員はときめいてしまう。
特に、あたしの年齢より先輩方が........。
「.....くら......さくら......おい、笹倉?」
「は、はい!」
突然名前を呼ばれて勢いよく立ち上がる。
ガツンと引き出しで膝を打ち付けたから、ちょっと痛い....。
「例のファイルを........」
「あ、あぁ!これです!はい、確認をお願いします」
とうに席についてパソコンを立ち上げた部長のところへ頼まれていた仕事を渡す。