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傍にいてもいいの?
第12章 未来へ
翌朝。
目が覚めたのは、あたしの方が先だった。
もちろん、愛する佑典さんの胸のなかで目覚めたのは言うまでもなく........。
いつもと違う穏やかな気持ちに口許が緩む。
逞しい胸に沿わせた左手がキラリと光る証を纏っているのも理由のひとつで。
なのに、気怠い身体は言うことを聞いてくれそうにない。
それならもう一眠りでも....と、佑典さんに擦り寄った。
静かな寝息と心地よい心音。
それと、お互いの肌の感触は代え難いもの。
いつかまた辛い壁に遭遇しても、昨夜のことを思い出せばきっと大丈夫。乗り越えられる。
あたしには、佑典さんが居るんだもの。
目の前にある、佑典さんの鎖骨の下にはあたしが付けたシルシがひとつ。
そっと指で触れたら
「もっと、つけてもいいよ」
なんて言葉が降ってきた。
「おはよ、ひとみ」
「おはよう....佑典さん」
佑典さんの寝起きのキスはいつもおでこに落とされる。
そのあとは........身体中に移動して、あたしの声を引き出す。
ほら、今も.....。
佑典さんがシーツのなかに潜り込めば、数時間前まで繋がっていた場所を弄りだすからあたしの蜜がトロリと溢れる。
あのあと........
もう一回、もう一回.......と、バスルームで何度も抱かれてからベッドルームに移動。
バスタオルで包まれたあたしの身体が見えそうで見えない雰囲気を作り出し........
『俺を煽ったひとみが悪い』
と、ベッドの上でもたくさん愛されました。
「ンンッ......」
佑典さんの指があたしのナカに........。
「ンアッ......」
あたしの秘芯は唇だけではなく、舌で、歯で刺激を与えられる。
「ゆ、佑典さん....も、だめ........」
速くなる指の抽送に腰が揺れていく。