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傍にいてもいいの?
第12章 未来へ

「ンアッ........アアッ――――――――」


あたしの脚がピンと伸びて、背中が浮き上がるほど仰け反って叫べば、隠れていた佑典さんが起き上がる。


手の甲で口元を拭う姿は妖艶で、獲物を狙う獣の目をした佑典さんにドキリとする。


伸ばされた佑典さん手は、あたしの頬をひと撫でしてからいつもの小袋へ。
あたしはその手に自分の手をそっと重ねた。


「佑典さん....」


「ん?どうした....コレ、着けないとひとみが.......「いいの」


「ひとみ?」


「いいの。佑典さんの赤ちゃんなら来て欲しいもの」


佑典さんの目が見開かれていくのがわかる。
怒られるのかな?なんて思いはすぐに消えた。
なぜって....それは、佑典さんがあたしを抱き起こして『ギュウッ』としてくれたから。


「ひとみ........それ、それ本当か?」


「うん。佑典さんが、欲しいって....「欲しいに決まってる!!」


佑典さんの強い想いがあたしに響く。嬉しすぎて、幸せすぎて言葉がでない。


「ひとみに恋をして何年になると思ってる?
好きになったときからずーっと思っていたよ。いつか結ばれて、ひとみに似たかわいい娘と暮らしたいと........」


力説する佑典さん。
あたしのこと、本当に大切にしてくれてるのね。
そんな貴方だからこそ、あたしに出来ることは何でもしたいの。


「フフッ........女の子、ひとりでいいの?あたしは佑典さんに似た心根の優しい男の子が欲しいなぁ」




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