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傍にいてもいいの?
第3章 お持ち帰り........?
『え?そうだったの?』
なんてエリの声は遠くに聞こえる。
この1週間、耐えてきた涙がじわりと溢れた。
「え?ちょっと、ひとみ?」
涙を流したあたしにすみれもエリも戸惑う。
「........たの」
「え?」
「....フラれたの、あたし....」
溢れた涙をおしぼりで拭う。
「は?フラれた?」
「マジ?おまえ、今回は付き合い長くなかったか?」
男同士酒盛りしていた二人までこちらの話に参加してきた。
「....本当。こんなこと嘘ついてどうするのよ。彼のね、学生時代の後輩に........赤ちゃん出来たんだって」
「マジかよ....いつ別れた?」
「二股だったのか?」
男二人は興味津々。
大輔はエリに肩を叩かれて怒られてる。