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傍にいてもいいの?
第1章 始まる前

あたしは突然のことでなにも言えず、ただ、その男の行動を見ているだけ。
玄関に向かうドアを開けながら
「ちえがさ....大学の後輩なんだけど........出来ちまってさ....身の回り綺麗にしてからじゃないと籍入れないって言うんだよ」
『本音を言うと....お前、抱き心地スゲーよかったから別れるの惜しいんだよな。じゃあ、....元気でな』
そう言って消えていった。
そんな台詞、言われても嬉しくない。
そんな台詞、聞きたくないよ。
呆気なく、あたしの部屋から出ていく男は........あたしの大事な4年間を一言で台無しにした。

