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傍にいてもいいの?
第6章 穏やかな時間
「そう。この一ヶ月、頑張ってくれたひとみにお礼がしたいんだ」
「そんな....あたしは佑典さんと一緒にここで暮らせるだけで充分幸せなのに........お料理だって好きで作ってるんだから........あっ!もしかして、あたしの作るもので嫌いなものがありました?」
料理が好きなだけで、決して上手でもない。
本を見ながら作ることも多いし........。
ベタな間違いはないけれど、目分量で作るときもあるから知らないうちに失敗してたかな?
「そんなことないよ。ひとみが作るもので嫌いなものは何一つない。強いて言えば........一番食べたいものが、まだ食べられないのは......残念だけどね」
口元をニヤリとあげてあたしのことを抱き寄せる。
佑典さんに凭れ掛かるように体重をかけると甘い声で囁かれた。
「俺が一番食べたいのは........ひとみが一番わかってるだろう?」
「え?」
鼻先が触れあうほど近くでみつめあう。
あたしの頬は、きっと今までで一番赤くなってるはず。
「ひとみ........」
「........はい」
啄むように繰り返されるキス。
角度も変えて触れ合って........
佑典さんの舌が少し開いたあたしの唇を割って入ってくると、あたしの身体はソファーに押し倒される。
吐息混じりのあたしの声が出ると、深い、甘いキスは目尻、耳、首筋へと降りていく。
背中に回されたままの佑典さんの手はエプロンの紐を解いて、シャツの中へと入り込み........あたしのブラのホックをも外してしまう。
胸の拘束がなくなると佑典さんはあたしのシャツに手をかけて
「ひとみ........いい?」