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傍にいてもいいの?
第6章 穏やかな時間

同期との飲み会から過ぎること一週間。
今日は土曜日。
佑典さんもお仕事がお休みで二人でのんびりできる日。

けれど、あたしは朝から普段できない大きめの洗濯物(シーツとかね)や掃除、買い物などやることを書き出して、世話しなく動いていた。

でもね、佑典さんのワイシャツだけはマンション下にあるクリーニング店にお願いしてるの。


これもあたしが洗濯すると言ったんだけど........

『仕事しながら他の主婦業もこなしているのにアイロン掛けまでは申し訳ないよ........これは、結婚してひとみが仕事を辞めたときにお願いするよ』

と、スーツに関しての洗濯はクリーニング店にお任せすることになった。


そんな優しい佑典さんは、朝食後は書斎でひとつ持ち帰り仕事をこなした。そして今はリビングでコーヒー片手に読書タイム。


この一ヶ月、佑典さんの優しさに包まれてとても穏やかな時間を過ごしていた。
だからといって、仕事は別。忙しさは変わらない。
けれど、佑典さんの然り気無いボディータッチがスマートすぎて....ひとりテンパってます。



さて、掃除機もかけて洗濯物も干し、お風呂掃除も終わって、次はお昼御飯の準備を始めようかな。
って時、佑典さんから声がかかった。


「ひとみ、こっちおいで」


あたしはキッチンへ向かう途中だったからそのままリビングへ。佑典さんの足下にちょこんと座って


「どうかしました?」


と、見上げて問いかける。
すると、佑典さんの眉間に縦皺が入って伸ばされた手があたしのおでこを弾いた。


「イタッ!」


「ひとみ、敬語はナシって言っただろ?」


デコピンされて少し赤くなったであろう場所を擦ると、佑典さんが近づいてキスをしてくれた。


それだけで頬が赤くなってしまう。
そんなあたしの唇にもチュッと触れるだけのキスを届けてくれる佑典さん。


そのキスで離れたくないって想いが通じたのか、両脇に手を入れて抱き上げて....そのまま佑典さんの膝の上に横抱きに座らされた。
今度はあたしが佑典さんを見下ろす番で、頬を撫でてくれる佑典さんはにっこり微笑んでくれる。


「ひとみ、今夜は外食しようか?」


「え?外食?」


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