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心も抱きしめて
第3章 抱
「石島君、彼女居たの?」
「いつも一人だからいないと思ってたよ」
口々に言うその言葉で本当に彼女がいないんだと確信できた。
「昨日から」
笑いながら私を引き寄せる。
「昨日!それはおめでとう。お祝いするか!」
そう言ってお酒を注文しようとした人を石島さんが遮った。
「有りがたいけど。それは今度」
「え?」
「初デートなんだ。2人にしてよ」
照れもなく、そう言った石島さんに3人は一瞬ぽかんとして
「そりゃそうだな。じゃぁ、このお店の仲間入りの歓迎会はまた今度」
笑いながらそう言って自分たちの席に戻って行った。
「い、良いんですか?」
「良いでしょ。俺たちの初デートなんだから。遠慮してもらっても」
「そっちじゃなくて。彼女だって紹介しちゃって」
「彼女だろ?」
私の目を見て視線を外さない。
「は・・い」
そう答えた私をぎゅっと抱きしめて耳たぶを噛んだ。
「石島・・さ・・」
「大丈夫。店内は暗いから。それにここは死角だよ」
そう言ってゆっくりと首をなでる。
髪をかきあげて首筋を舐めた。
「でも・・・」
「いつも一人だからいないと思ってたよ」
口々に言うその言葉で本当に彼女がいないんだと確信できた。
「昨日から」
笑いながら私を引き寄せる。
「昨日!それはおめでとう。お祝いするか!」
そう言ってお酒を注文しようとした人を石島さんが遮った。
「有りがたいけど。それは今度」
「え?」
「初デートなんだ。2人にしてよ」
照れもなく、そう言った石島さんに3人は一瞬ぽかんとして
「そりゃそうだな。じゃぁ、このお店の仲間入りの歓迎会はまた今度」
笑いながらそう言って自分たちの席に戻って行った。
「い、良いんですか?」
「良いでしょ。俺たちの初デートなんだから。遠慮してもらっても」
「そっちじゃなくて。彼女だって紹介しちゃって」
「彼女だろ?」
私の目を見て視線を外さない。
「は・・い」
そう答えた私をぎゅっと抱きしめて耳たぶを噛んだ。
「石島・・さ・・」
「大丈夫。店内は暗いから。それにここは死角だよ」
そう言ってゆっくりと首をなでる。
髪をかきあげて首筋を舐めた。
「でも・・・」