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心も抱きしめて
第3章 抱
「お。石島君が女の子を連れてきた」
そんな声がお店の方々から飛んでくる。
「ごめん。なじみのお店で皆顔見知りなんだ。
知らないお店に行くよりいつものお店の方がいいと思って連れてきたけど。
居心地悪かったらごめん」
声をかけてきた人の年齢は様々で
一様に「珍しい」と言われた。
少し薄暗いそのお店はオシャレな感じで
横浜の夜景が一望できた。
こんなオシャレなお店でいつもお酒を飲んでいるんだ。
そんな風に思ったのもつかの間。
石島さんが注文して出来た料理は
しっかりした「夕飯」だった。
「こんなお店でしっかりしたご飯が食べられるとは思いませんでした」
「だろ?残業の後は大抵よるんだ」
「こんなに近くにいたんですね」
私の会社はここから歩いて10分ぐらいだ。
お腹がいっぱいになって
美味しいお酒を適度に飲んだ所で
3人の男性がコップを持ったままテーブルに近づいてきた。
「石島君。紹介してよ」
見るからに良いスーツを着ているその人たちも
石島さんのように大手に勤めている会社員なのか。
「俺の彼女」
彼女―――
改めて、人にそう紹介されるとは思わなかった。
そんな声がお店の方々から飛んでくる。
「ごめん。なじみのお店で皆顔見知りなんだ。
知らないお店に行くよりいつものお店の方がいいと思って連れてきたけど。
居心地悪かったらごめん」
声をかけてきた人の年齢は様々で
一様に「珍しい」と言われた。
少し薄暗いそのお店はオシャレな感じで
横浜の夜景が一望できた。
こんなオシャレなお店でいつもお酒を飲んでいるんだ。
そんな風に思ったのもつかの間。
石島さんが注文して出来た料理は
しっかりした「夕飯」だった。
「こんなお店でしっかりしたご飯が食べられるとは思いませんでした」
「だろ?残業の後は大抵よるんだ」
「こんなに近くにいたんですね」
私の会社はここから歩いて10分ぐらいだ。
お腹がいっぱいになって
美味しいお酒を適度に飲んだ所で
3人の男性がコップを持ったままテーブルに近づいてきた。
「石島君。紹介してよ」
見るからに良いスーツを着ているその人たちも
石島さんのように大手に勤めている会社員なのか。
「俺の彼女」
彼女―――
改めて、人にそう紹介されるとは思わなかった。