この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
心も抱きしめて
第4章 き
「由香里ちゃん。今年はチョコ期待してるから」
「え・・・。あ。石島さん」

そう言うと私のほうを向いてニヤッと笑う。

「冗談。さ。行こうか。お昼は食べたの?」

促すように私の腰を自然に抱いて方向を定めた。

「この時間に帰れるときはいつも食べずにやっちゃうんです」
「うん。俺も同じ」

「じゃぁ、食べてから行こうか」
「どこに行くんですか?」
「ん?俺んち。メールしただろ?」
「あ。はい」

そっか。石島さんの部屋に連れてってくれるんだ。
なんかちゃんとした彼女扱いにうれしくなった。

ただエッチをするだけなら。
ラブホなのかな。なんて漠然と考えていたから。
そっか。自分のテリトリーに招待してくれるんだ。

私の心を見透かしたように。
そんなことを思った瞬間に
腰を抱く手に力が入って、数センチ引き寄せられた。

「どうした?」

私のほうも見ずに、まっすぐ前を向いて
少し硬い声で石島さんがボソッとつぶやいた。

「いえ。ラブホじゃなくてうれしいな。と思って」
「そうか。家は親密過ぎて嫌だと言われるのかと思った」
「まさか。なんか石島さんのプライベートに招待されたようでうれしいです」

「うん」
/50ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ