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心も抱きしめて
第1章 心
「結婚したくても彼女がいないからな」
「うそ!ゲイなの?」
思わず出た言葉に美香が私を思いっきりつねった。
そんな私たちの一連の行動を、お酒のせいも手伝って
石島さんは大笑いした。
「ゲイじゃない。女の子大好きだし」
「でしょうね」
また美香につねられる。
「だって、大学時代はいつも綺麗な彼女をとっかえひっかえだったじゃない」
美香に失言の言い訳するように言うと
石島さんは口元だけ笑った顔で
「欲しい女は手に入らないんだ」
といった。
その冷たい目にゾクっとした。
「他の女じゃ代わりにならないって気付いたから。
彼女を作るのはやめたんだよ」
今まで私たちが知ってる石島さんのイメージとは程遠い声だった。
「そう・・・なんですか」
「君たちは何で結婚しないの?」
「イタイ事を平気で聞きますねぇ」
なんだろう。ガラリと雰囲気が変わった。
石島さんの顔が、いつもの顔に戻った。
「私は長年の彼氏がいるんですけどね。
結婚のタイミングを外したというか。そんな感じです」
美香はもう付き合って長い彼氏がいる。
結婚の約束はしているくせに
結婚をしない。
「うそ!ゲイなの?」
思わず出た言葉に美香が私を思いっきりつねった。
そんな私たちの一連の行動を、お酒のせいも手伝って
石島さんは大笑いした。
「ゲイじゃない。女の子大好きだし」
「でしょうね」
また美香につねられる。
「だって、大学時代はいつも綺麗な彼女をとっかえひっかえだったじゃない」
美香に失言の言い訳するように言うと
石島さんは口元だけ笑った顔で
「欲しい女は手に入らないんだ」
といった。
その冷たい目にゾクっとした。
「他の女じゃ代わりにならないって気付いたから。
彼女を作るのはやめたんだよ」
今まで私たちが知ってる石島さんのイメージとは程遠い声だった。
「そう・・・なんですか」
「君たちは何で結婚しないの?」
「イタイ事を平気で聞きますねぇ」
なんだろう。ガラリと雰囲気が変わった。
石島さんの顔が、いつもの顔に戻った。
「私は長年の彼氏がいるんですけどね。
結婚のタイミングを外したというか。そんな感じです」
美香はもう付き合って長い彼氏がいる。
結婚の約束はしているくせに
結婚をしない。