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心も抱きしめて
第6章 め
そんな私にビックリして。それでも
「うん」と少し嬉しそうに返事をした。
石島さんの事を詳しく知っているかと言われたらNOだ。
でも、それでもサークルで一緒で
学生時代は同じ飲み会に何回も参加した。
直接の知り合いじゃなくても
行動を見て、人から話を聞いて
人となりは大体分かる。
こんな慌てている石島さんは初めて見た。
いつも冷静で、カッコ良くて、皆のリーダーで。
そんなイメージの石島さんが取りみだすなんて。
コーヒーを淹れる石島さんを私はじっと見つめた。
「あの。私、この前のセックスで、イけたんです。
言い出せなくて。私の方こそごめんなさい」
私のその告白に
コーヒーを淹れながら石島さんは恥ずかしそうに小さく笑った。
「それは知ってた」
「え・・・」
「由香里の中がキュッと俺を締めつけるんだ。分からないわけがない」
そんな告白に。
私の方が恥ずかしくなる。
「そ、そうなんですか」
「うん。言いたくないならそれでもいいと思った。
言わないなら、このまま関係を続けられるし・・・
もし、正直に言ったなら、それは『俺だから』だと説得しようとした」
「石島さんだから?」
「そう。俺だからイけるんだよ。って。俺じゃなきゃダメだろ?って」
そういっていたずらがばれた少年のように
はにかんで照れ笑いをした。
「うん」と少し嬉しそうに返事をした。
石島さんの事を詳しく知っているかと言われたらNOだ。
でも、それでもサークルで一緒で
学生時代は同じ飲み会に何回も参加した。
直接の知り合いじゃなくても
行動を見て、人から話を聞いて
人となりは大体分かる。
こんな慌てている石島さんは初めて見た。
いつも冷静で、カッコ良くて、皆のリーダーで。
そんなイメージの石島さんが取りみだすなんて。
コーヒーを淹れる石島さんを私はじっと見つめた。
「あの。私、この前のセックスで、イけたんです。
言い出せなくて。私の方こそごめんなさい」
私のその告白に
コーヒーを淹れながら石島さんは恥ずかしそうに小さく笑った。
「それは知ってた」
「え・・・」
「由香里の中がキュッと俺を締めつけるんだ。分からないわけがない」
そんな告白に。
私の方が恥ずかしくなる。
「そ、そうなんですか」
「うん。言いたくないならそれでもいいと思った。
言わないなら、このまま関係を続けられるし・・・
もし、正直に言ったなら、それは『俺だから』だと説得しようとした」
「石島さんだから?」
「そう。俺だからイけるんだよ。って。俺じゃなきゃダメだろ?って」
そういっていたずらがばれた少年のように
はにかんで照れ笑いをした。