この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
心も抱きしめて
第2章 も
「じゃぁ・・・お願いします」
そう言った私の手を引き寄せて肩を抱いた。
「由香里って呼んでいい?」
耳元でそっとささやかれたその声が心地よくて
喉の奥で小さく返事をした。
「セックスだけの関係は嫌だな」
相変わらず耳元で話し続ける石島さんを見て
美香が苦笑いをしている。
「心がないとお互いに気持ち良くなれないと思うけどどう?」
うん。私もそう思う。
いくらセックスが上手い男でも
それだけの関係じゃ、気持ち良くなれないと思う。
「私もそう思います」
肩を抱いていた手で髪を撫で始めた。
「じゃぁ、由香里は今日から俺の彼女ね」
石島さんの彼女・・・・
大学時代、何人の女の子がこの位置を欲しがったんだろう。
「由香里は仕事は忙しい?」
「忙しいです」
「ん。俺も。平日はあんまり会えないかも」
「あ。私もです」
やりがいのある仕事は、この年齢になって段々重要な仕事を
任されるようになって、帰りも遅い。
2年前に別れた男は私の仕事へののめり具合に文句を言った。
「私、彼女らしいことはしてあげられません」
「うん。俺も同じ」
「石島さんの帰りをご飯を作って待ってるとか出来ません」
「うん。俺も記念日は覚えてられない」
そう言った私の手を引き寄せて肩を抱いた。
「由香里って呼んでいい?」
耳元でそっとささやかれたその声が心地よくて
喉の奥で小さく返事をした。
「セックスだけの関係は嫌だな」
相変わらず耳元で話し続ける石島さんを見て
美香が苦笑いをしている。
「心がないとお互いに気持ち良くなれないと思うけどどう?」
うん。私もそう思う。
いくらセックスが上手い男でも
それだけの関係じゃ、気持ち良くなれないと思う。
「私もそう思います」
肩を抱いていた手で髪を撫で始めた。
「じゃぁ、由香里は今日から俺の彼女ね」
石島さんの彼女・・・・
大学時代、何人の女の子がこの位置を欲しがったんだろう。
「由香里は仕事は忙しい?」
「忙しいです」
「ん。俺も。平日はあんまり会えないかも」
「あ。私もです」
やりがいのある仕事は、この年齢になって段々重要な仕事を
任されるようになって、帰りも遅い。
2年前に別れた男は私の仕事へののめり具合に文句を言った。
「私、彼女らしいことはしてあげられません」
「うん。俺も同じ」
「石島さんの帰りをご飯を作って待ってるとか出来ません」
「うん。俺も記念日は覚えてられない」