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抱き締めて、抱き締められて
第8章 甘くしたい時間
もう、指だけじゃ俺が物足りなくなった。
急くように、指を引き抜き起き上がる。晶を振り向かせながら上に移動し、開いた膝の間に入り込む。
未だ俺の動きに対して怒ることなく、されるがままの晶が気になって覆い被さるように両肘で晶の顔を囲んだ。
「晶?」
自分の鼻先を晶のに擦り合わせて呼び掛ける。
すると、ゆっくりと瞼を閉じていく晶。
「あ~きら?」
「........」
悲しいかな、何も反応せず。
指の背で頬を撫でていくと........開かれた目。
その後に発せられた言葉は
「あっ....れ?しん、たろー.....だよね?入ってるの.......」