この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
抱き締めて、抱き締められて
第1章 はじめての夜
「優樹......俺のこと、好き?」
お互いがシャワーを浴びて、今いる場所はホテルのベッドルーム。
ベッドに腰掛けていた彼女が、俺の腕の中に入り小さく頷く。
まだ軽く濡れている髪を撫でながら
「じゃあ....俺のこと、怖い?」
優しく包み込んで問いかける。
「わかんない。こんな気持ち、はじめてだもん......」
昔のトラウマもあり、恋をしたことがない優樹。
そんな彼女が俺と向き合おうとしてくれてる。
「今から少し優樹に触れるよ?嫌だったら、言ってくれる?」
「ん......わかった」
彼女に確認して、まず始めは頬に触れる。